en-gのスキーな毎日

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SAJ教程大幅に変更

基礎スキー界とは関わり合いのないところでスキーを楽しんでいるのですが、教程が大幅に変わるようなウワサを聞いたのでちょっと気になっていました。
いろいろ言われていたイグザミナー(市野聖治氏)が退いて、同時に彼が提唱していた技術もまた役目を終えて消し去られたってことでしょうか。
しばらく前のことですが、アピオの西沢書店で『スキー指導と検定』というDVD付きの冊子を見つけたので買ってきました。最近、年をとってきたら字を読むのが億劫になってきたのでDVDだけ見ています。
上下動を使って外足から外足へ荷重を切り替え、回転後半の走りの部分では適度な外向外傾を保つという基本中の基本に帰りましたね。今まで無視されていたシュテムターンも復活して教程に取り入れられています。プルークも今までのような外足を突っ張った変なプルークではなく、ちゃんと外足に重心を移した普通のプルークになっています。
ま、それはそれとして不思議に思うのは、先シーズンまで「いちじく」だの「にじく」だの「内足主導」だの「外足従導」だの「ハイブリットスキー」(おまえはプリウスか!)だのとワケの分からないことを言っていた人たちが1シーズン過ぎたら、上下動だ、外向外傾だ、シュテムだと、今まで否定していたことを教えなければならないんですよね。なんだか敗戦で教科書に墨を塗ってそれまでと180°違うことを教えたあの時代と同じみたいじゃないかと思う今日この頃、指導者の皆々様の中ではきちんと整合性は保たれているのでしょうか。