en-gのスキーな毎日

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検察審査会は小沢氏「起訴相当」

これまで伝えられてきた経緯を見てみると、これは検察とマスコミが合作で作り上げた捏造事件の可能性が極めて高いように思います。検察は自らが描いたストーリーに沿って起訴に持ち込みたかったのだけれど、それが出来なかったというのが事実なのではないでしょうか。
週刊朝日』5/7・14GW合併号に、上杉隆氏と郷原信郎氏の対談が掲載されています。

郷原
「そもそも小沢さんの事件は、検察自身が勝手に暴走したあげく、力尽きた。それを、マスコミが検察審査会をあおることで、再び暴走の方向に戻そうというもので、検察審査会を政治的に利用して検察の権限行使の限界を超えさせようとする動きに見えます」

上杉
「石川議員のインタビューでも、本人は5千万円については断固として否定しています。小沢幹事長も、記者会見で一貫して『知らない』と言ってきた。それなのに大手メディアは両論併記のジャーナリズムの原則を無視して水谷側の証言だけで疑惑を書き立ててきた経緯があります」

検察やマスコミ、そして旧政権の中で利権を得ていた者たちは、なんとしても民主党政権、なかんずく小沢一郎という政治家を葬りたいのでしょう。
検察は小沢氏を起訴したいとして、躍起になって捜査してきたけれど起訴に持ち込むべき証拠も証言も得られず諦めざるをえなかったのだから、今更「起訴相当」と言われても起訴すべき事由はなにもないはずです。
検察審査会の言う「市民目線からは許し難い」とは、なにをもって「許し難い」のか!
捜査というのはあくまでも法と証拠に基づいてなされるもので、検察がいわばメンツをかけて捜査した結果が起訴に至らなかったのだからこの事件はこれで終わり。それ以外にないと思います。
それが「許し難い」といって、11人のシロートの意見で検察の決定がひっくり返える。ならば、記事の中で郷原さんが言うように「だったら最初っから民意で処分を決めればいいじゃないか」ということになってしまいます。
郷原さんや上杉さんの他にも江川さん、大谷さん、高野さん、魚住さんなどはこの捜査に当初から疑問を呈していました。しかしマスコミは常に“小沢=悪”というスタンスでしか報道してきませんでした。
検察審査会の言う「市民目線」とは、垂れ流された“小沢=悪”という報道によって導かれた「市民目線」にすぎません。
上杉さんは、週刊朝日が報じた女性秘書監禁違法捜査のことを記者クラブ所属の記者は誰ひとり書かなかったと指摘しています。
また郷原さんは、この1年の極めて政治的な特捜部の動きに対して、「東京地検特捜部」の名称で政治団体の届けを出した方がいいのではないかと皮肉っています。
記事の最後に、郷原さんや上杉さんが逮捕されたり、スキャンダルに巻き込まれたりすることを関係者が心配していると述べられています。
検察コワいです。三井環さんの例もありますからね。