en-gのスキーな毎日

http://kitakaze.yukigesho.com/ mail en-g2008@docomo.ne.jp

陸山会事件に有罪判決

今週号の『週刊ポスト』と『週刊現代』が、この事件の判決について対照的な記事を載せていますね。
週刊現代』はよりによって松田賢弥の署名記事ですから、このような記事になるのは目に見えています。
一方の『週刊ポスト』は《小沢一郎「抹殺裁判」日本は恐ろしい国になった》として、小沢裁判について「法廷で裁かれるのはこの国の正義なのかもしれない」と、記事は結んでいます。
そもそもこの裁判の訴因は何なのかを考えたとき、この判決は実に奇妙奇天烈です。
問われているのはいわゆる「期ズレ」など収支報告書の記載が違法なのかどうかということであるはずなのに、判決要旨に目を通してみるとまるで贈収賄事件の判決文のようです。
公共事業が「小沢事務所の了解がなければ本命業者にはなれない」とか4億円の原資について「明快な説明が出来ていない」とか水谷建設からの1億円を「いっさい受け取っていないという両被告の供述は信用できない」など検察が躍起になって調べても立件できなかったことを裁判官が推測で断定したのですからまさしく異常な判決です。
そしてまたこの判決については、多くの名だたるジャーナリストや評論家、弁護士らが異議を述べているにもかかわらず、世論調査では70パーセントの国民が「小沢辞任すべし」と答えたと報道されています。これもまた極めて異常なことです。