en-gのスキーな毎日

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シュテムターン ステップターン

友人M氏からバッジテスト2級に落ちたとの報告あり、しかし普段彼は新雪、悪雪、不整地、コブなどをがんがん滑っています。
上手いです。
で、その彼がどういうワケか今シーズン「1級を取る」と決断したのだ。
ということで、過日どこかのスクールで2級を受検したらしく、シュテムターンが出来なくて見事に不合格との報告がありました。「それはシュテムターンではなくステップターンだ」ということだったみたいです。仲間たちは2級落ちるってどういう事だと皆訝っています。2級ごときでもたもたしてないで早く1級取って猫魔に戻ってきて下さい。

《ステップターン》
オラが若かった頃、シェーレン状に開いた次の外足(山足)に谷足を踏み蹴って乗り込んでいくターンを、ウムシュタイクシュブンクと呼んでいました。そもそもステップターンとはスキーをパタパタと踏み換えながら進行方向を変えることです。「ステップターンすりゃ たわむれかかる 杉の梢よ 未練の雪よ♪」(シーハイルの歌 作詞 林征次郎 作曲 鳥取春陽)と歌われているステップターンはSAJが言っていたステップターンとはだいぶ違うものです。それがいつの頃からかウムシュタイクシュブンクをステップターンと呼ぶようになりました。こういうことを言うとステップターンとウムシュタイクは違うぞという声が聞こえてきそうですがそんなことはありません。同じです。

《シュテムターン》
「シュテムクリスチャニア」のことですね。シュテムとはドイツ語で流れをせき止めるという意味があります。つまり、進んでいるスキーのテールをV字形に開くことによって流れをせき止めるワケです。そして片方のスキーに荷重することでターンを始動し、フォールラインに向かうあたりで一方の足を荷重した足の方に引き寄せます。これがシュテムクリスチャニアです。スキーを開いたり引き寄せたりするときにスキーのテールを雪面から浮かせるのか浮かせないのか、それはどっちでもいいことです。
因みにクリスチャニアとはオスロの旧称です。