先日、同じ醸造アルコールなのに「飲用不可」と表示しているメーカーがあることをこのブログに書きました。
その理由が分かりました。
昨年、手指消毒用のアルコールが不足したとき日本酒の蔵元が醸造アルコールを消毒用に使えるとして販売したのだけれど、税法上はあくまでも酒でした。
だから酒税が掛かる。
しかし、国は消毒用アルコール不足の状況から、「飲用不可」と表示することで醸造アルコールを消毒用アルコールと認めたのだそうです。
それで酒税が掛からなくなりました。
- https://www.nta.go.jp/taxes/sake/kansensho/pdf/0020004-157_01.pdf
- https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2005/12/news113.html
だからスピリッツとして売られている醸造アルコールも、飲用不可として売られている醸造アルコールも、中身は同じです。
違いは酒税が掛かっているかいないか。
ただ飲用不可と書かれているものは、廃糖蜜以外の何か混ぜ物が入っているかもしれませんね。飲まないのが無難かも。