en-gのスキーな毎日

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NHK総合4:00〜「無縁社会 私たちはどう向き合うか」を暗澹たる気持ちで見ていました。

増え続ける無縁死。
「無縁死」というものが増えているそうです。「 孤独死」、「 独居老人」、他人事ではありません。
もし、オラが死んだとしたら、誰が見つけてくれるのでしょうか。そんなことを考えることがあります。
妹弟がたまたま電話をくれて、オラが電話に出ないのを不審に思ってそれで訪ねて来て見つけてくれるかもしれません。
回覧板を届けに来た隣人が異変に気づいて駐在さんを呼んで、それで見つけてくれるかもしれません。
あるいは、1週間10日と見つけてもらえないかもしれません。
いずれにせよ遠い彼方のことではなく、すぐそこに迫っている問題です。
行旅死亡人という法律上の用語があるそうです。
ウィキペディアによれば

行旅死亡人(こうりょしぼうにん)とは飢え、寒さ、病気、もしくは自殺や他殺と推定される原因で、本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を指すもので、行き倒れている人の身分を表す法律上の呼称でもある。

「行旅病人及行旅死亡人取扱法」の第1条、行旅死亡人の定義では「行旅死亡人と称するは行旅中死亡し引き取り者なき者を謂う…」とあり、身元が判明していても関係者が引き取りを拒否したら行旅死亡人になってしまうんですね。
安心して老いることの出来ない社会。
安心して死ぬことの出来ない社会。
これじゃだめです。
一生懸命働いて老人になったとき「この国に生まれてよかったな」と思える国。そんな国がいいですよね。
そのためには何をどうすればいいのでしょうか。とても自己責任で解決できる問題ではありません。