フェイルセーフという考え方があるのだそうです。
車を運転していて突然ブレーキホースが破れたとします。そんなときのためにブレーキシステムを複数の系統にしておくことによって暴走を防ぐことが出来ます。更に何かトラブルが発生したときには自動で停止するように設計しておくこと。
安全装置を二重三重に設定する。
それがフェイルセーフという考え方です。
ヒューマンエラーに於いても同じです。
人間は間違います。
オラは日常茶飯事、しょっちゅう間違えています。それが例えば職場であったなら、担当者が間違いを犯しても二重三重の安全装置が働くというようにシステムを設定しておかなければいけません。
くどいようですが、人間は間違います。
間違いを犯した者を詰っても問題は解決しません。
阿武町が4,630万円を誤送金した問題では担当した職員が間違わなければこんな事件は起きなかったとして容疑者を擁護するような発言をする人がちらほら見受けられますが、発端は担当者の間違いだったとしてもそのことでこの容疑者に情状を酌量する余地など全くないと考えます。
担当者を詰って追い詰めることのないようにしなければと思います。
