本島等さん死去 - en-gのスキーな毎日

１０月３１日、元長崎市長本島等さんが亡くなりました。

本島さんは長崎市長時代、議会において「天皇に戦争責任はあるか」という共産党議員の質問に「あると思う」と答えたことで右翼の銃撃を受け瀕死の重傷を負いました。しかしその後も言を翻すことなくその主張を全うされました。
その質問があったのは天皇が病に伏しているときで、こんな時にこんな質問をする議員というのもなんだかなあと思ったものです。
後に出版された径書房刊『長崎市長への七三〇〇通の手紙』では、差出人野々山志郎なる人物の手紙を巡って増刷が一時中止になるというおまけまでつきました。
戦争を知る世代がひとりまたひとりと亡くなっていく中、ネトウヨみたいな政権が大手を振ってまかり通る時代になってしまったことに危惧を感じる今日この頃です。
冥福を祈ります。