en-gのスキーな毎日

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今 あらためて忌野清志郎を聴く

この世で1番の理不尽は戦争だと思う。
忌野清志郎は「どれだけミサイルが飛んだら 戦争が終わるの その答えは風の中さ」と歌っている。(風に吹かれて) 「天国はない ただ空があるだけ 国境もない ただ地球があるだけ」(イマジン)とも。しかし、この曲が収録されているアルバム『カバーズ』は親会社東芝の圧力で発売中止の憂き目に遭ったのだ。反原発の思いを込めて歌った「ラヴ・ミー・テンダー」や「サマータイム・ブルース」が入っていることが、原発を作っている東芝のお気に召さなかったってワケだ。
けど、そんなことでは彼の反戦反核の考えは微動だにしなかった。
また一方、彼は「スローバラード」では、彼女と市営グランドの駐車場で夜を明かした情景を、優しいバラードで聴かせてくれる。
オラがRCサクセションを初めて聴いたのは、国道49号線、陸橋のちょっと手前、カーラジオから流れてきた「ぼくの好きな先生」だった。それがRCとの最初の出会い。もう、半世紀近くも昔のことだ。
忌野清志郎が亡くなって10年になる。今、日本はネトウヨのような政権によって、主権在民基本的人権も平和主義もボロボロになってまった。それなのに「桜を見る会」に呼ばれて安倍晋三の横で写真に収まってニコニコ笑っているタレントたちって、いったい何を考えているんだろうなどと思いながら忌野清志郎を聴いている晩酌中のen-gです。