en-gのスキーな毎日

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格助詞としての「さ」

標準語の「さ」ではありません。
念のため。
オラは大河ドラマってほとんど見ないのです。以前、『花の生涯』とか長谷川一夫の『赤穂浪士』とかを見た記憶がかすかにあります。「おのおのがた」なんちゃってね。
で、今回の『八重の桜』は会津藩が舞台で、しかもオラの大好きな綾瀬はるかさんが主役ってことなので見たいと思っています。
昨日の初回を見ました。
そこで、ドラマの中の会津弁について気になったことがあります。「わだす 鉄砲さ やりで」というのは会津の方言としては変です。正しくは「オラ 鉄砲 やっちぇす」てとこでしょうか。武家言葉はまた別かも、「わだすは 鉄砲を やりでえで ごぜえます」とか言うんですかね。
会津の方言、格助詞としての「さ」。
「学校へ行く」、「味噌に砂糖を交ぜる」、などは「がっこさ いぐ」、「みそさ さどまじぇる」、と言います。しかし「野球をやる」、「川を下る」、などは、「野球さ やる」、「川さ 下る」、とは言いません。
もちろん「鉄砲さ やる」とも「鉄砲さ 撃つ」とも言いません。
方言にも当然法則があります。
あ、誤解のないよう。
会津弁そのままでやるべきなどとは全く考えていません。そんなことやったら全国に通じないじゃないですか。地方を舞台にしたドラマは、標準語にちょっと方言を加える程度がいいと思っています。ただ、「さ」に違和感を持ったというそれだけの話です。