en-gのスキーな毎日

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東京電力という会社

和田誠さん描くビリー・ホリデイが表紙の『週刊文春』4月7日号。
東京電力罪と罰 原発自衛隊」「消防隊」に非情すぎる仕打ち スクープ! 首相はなぜ座視しているのか》
民放の昼下がりのドラマじゃないんですから、タイトル長すぎます。
記事によれば
命がけともいえる作業をしている自衛隊や消防隊、関連会社社員の休息と睡眠の場には原発から20km離れた東電の施設Jビレッジが当てられているのだそうです。
ここは264名収容の客室や大会議室などがある立派な施設なのだけれど、その客室や大会議室には鍵が掛けられていて、必至の作業をして退避してきた人たちは廊下やレストランの床に毛布にくるまってザコ寝しているというのです。
東電の幹部は鍵を掛けた理由を「荒らされるのは避けたい」と答えたそうで、しかもここに常駐している管理会社の役員は明るい部屋の暖かいベッドで寝ているのだと。
こんな会社が起こした事故のために多くの作業員が命がけの作業をし、何万人という人が避難を余儀なくされ、空気や水や土は今後何年、何十年、もしかしたら未来永劫汚染されてしまうのかもしれないのです。
また、最近のブログやツイッターを覗いてみると、自治体や企業が各種施設や保養所などを避難民に解放している中、各地に多くの保養所を持つ東電はこれを解放しようとしないというではありませんか。
こんな会社は即刻国の管理下に置くことはできないのでしょうか。
日本には非常事態宣言をして政府が何かできるという法的根拠がないというのです。この非常事態なんですから、政府は超法規的にでも東電を管理下に置いて政府の命令に従わせるぐらいのことはできないのでしょうか。
しかし、なんといっても国の親玉が菅さんですからね。そんなことしたらかえって事態を悪化させてしまうという危惧がありますね。
じゃ、どうすればいいのか。
もしかしたら、もう成り行きに任せるしかないのかも。