en-gのスキーな毎日

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憲法改変に前のめり

今朝の新聞は、安倍晋三が3日の衆院予算委員会憲法9条2項改正の必要性に言及、「占領時代に作られ、時代にそぐわないものもある」と指摘したと報じています。
昨日、猪苗代からの帰途ラジオは国会中継をやっていました。いつものことではありますが、安倍晋三は気に入らない質問があるとヒステリックに声を張り上げ質問者を罵倒しています。このような自制のきかない人物に国政を付託できるのだろうかという危惧を感じます。ましてや国の安全保障を委ねるなどは危険きわまりないように思います。
自民党憲法改正草案を読んでみると、やはり9条が大きく改変されています。国防軍が創設され、しかも「国際社会の平和と安全」という名目で他国での軍事活動も可能になっています。また「国民の責務」や「表現の自由」においても国民の自由が国家の恣意によって制限される危険を孕んでいると言わざるを得ません。その他にも随所に現憲法の文言を微妙に変えることによって国民を国家のいいように付き従わせようという思惑が読みとれます。
もちろん憲法不磨の大典ではありませんから、国民にとって不都合があれば手続きに則って改正できるのは当然ですが、それは「国民にとって」必要な改正であって、けっして時の政権の都合によるものであってはならないはずです。